至誠通天

誰もが自分の持つ個性を活かして活躍できる環境づくりをお手伝いする組織経営のコンサルティングを行っています。そのために必要と感じた「心のあり方」「組織経営」やすばらしい企業を紹介していきます。

人事評価制度

今日は少し真面目な話で。

 

企業内で働いている社員の貢献に応じて評価を行い、報酬を決める人事評価制度構築については足掛け8年携わり、そして自分自身が社員の立場では10年以上評価されてきました。しかし、評価する側、される側にて個人的に納得できるものはできませんでした。

 

現在の自分なりの結論は、制度をいくら緻密に設計しても事前のコミュニケーションによる信頼関係が出来ていなければ機能しないです。(設計者としては悲しいのですが(涙))

 

明確な報酬定義ができないので評価制度を作りたいという気持ちは十分に理解できるのですが、最初は割とばくっと作っておいて、定期的な行動進捗を社員と一緒にチェックしながら、行動の支援をしたり一緒に考えてみたりという時間の共有の濃さが評価制度を機能させるかどうかのポイントになると思います。

 

「仏作って魂入れず」とは言いますが、ヒトにかかわる部分はより魂を込めて上司やマネジメント層、人事が関わっていかないとせっかくの制度が台無しになり、評価者/被評価者の間の溝を広げてしまいます。

 

評価制度はコミュニケーション運営と合わせ技の設計を考えていきたいものです。