ビジョンの大切さ
企業存続するための目的=ビジョン。
しっかりと練られたビジョンは、すべきことが明確で社会的意義も大きいので、人も集まるし一体感を醸成しやすいのに対して、あいまいなビジョンで事業を始めると短期的な視点に陥りがちなため、環境の変化であっという間に苦境に立たされてしまいます。中小企業クラスでビジョンをしっかり作り込んでいる企業はかなり少ない感覚があります。
ではしっかりしたビジョンが出来さえすれば、それで安泰かというとそれだけでは不十分です。関係者が小数であれば、一人一人がビジョンの意味を理解できているので、経営方針に対してズレが少ない行動ができます。しかし人が増えれば様々な価値観を持った関係者も一定数所属するので、発した言葉に対して、複数のイメージが発生し、事業サービスとしてのクオリティにバラツキが発生しまいます。
そのため、事業が大きくなればなるほど、ビジョンに対する詳細理解に時間を費やすことが大切になってきますし、それがサービスクオリティの維持つまりブランド力を保つことになってきます。人心の企業に対する求心力、サービス拡大に繋がる遠心力の中心にはしっかりしたビジョンが必要になります。
長期的視点にたてば、事業規模の拡大も意識して、シンプルかつ誰もが分かり易いビジョンをしっかり作ることが大切ですね。