俯瞰目線
2年ほど前にスクールでコーチングを学びましたが、その中で俯瞰目線の大切さを知りました。
クライアントの悩みの大半は突き詰めると人に関することです。対人関係もありますが、それが自分自身の中にある二つの意見の対立ということもあります。多くは自分の中に培われたモノの見方にそぐわない事態が目の前で起こることで、そのギャップに感情が揺さぶられるというものです。
そんな時には、一度自分の感情や見方を第三者の視点から分析をします。人間は不思議なもので当事者間では自分の感情を抑えにくいのですが、引いた位置からだと冷静かつ建設的な見方ができるからです。
日常でも負の感情が発生した際には、今起こっている自分の感情をきちんと受け止めつつ、一歩引いた地点からその状況を俯瞰する習慣がつくと自分の思いこみや決めつけがその事象を起こしていると気づくことができます。
究極はひとつの事象に対して多面的な見方があることを理解し、受け入れることが、日々を生きやすくしていくということですね。