困っている人へのアドバイス
仕事で行き詰っている同僚や部下、他社に勤務する友人から悩みを聞くケース、時々ありますよね。はたまたプライベートの相談もあるかもしません。
こんな時にはついつい自分の経験則から相談者にアドバイスをしてしまいがちです。
ただ、相談者としては自分の考えに合わないアドバイスをされたり、わかったようなアドバイスをされるとストレスが溜まってしまうため、相談者のことをよほど理解していないとお互いに不満の残るアプローチと言えます。
心理学的には相談事をされた時には、アドバイスをしない方が良いという見方があります。聞き役に徹し、本人に自分から出たアウトプットの中から本当に望んでいることを整理してもらう方法です。
このひとつの方法としてコーチングがあります。コーチングは相談者に気付きを与えるような質問を重ね、最終的に本人からのネクストアクションを導き出す手法ですので、本人の納得感をもった回答が出てきます。
人間は自己コントロール感があればあるほど快感を得やすい生き物ですので、相談されてもコーチングとはいかないまでも聞き役となることで、悩みを吐きだした相談者は案外気持ちがすっきりすることが多いということですね。